【書評】「銀曜日のおとぎばなし」 萩岩睦美 やはり涙で前が見えない

こんにちは。ぴよちゃんです。

マンガ大人買い。第二弾。
銀曜日のおとぎばなし」 萩岩睦美さんです。

 

なんと、32年前!?

7月末にKindleを買いました。
Kindle Paperwhite2015年版ニューモデル、買っちゃいました!!

その時、9月1日に「銀曜日のおとぎばなし」が電子書籍で発売されると知り、ものすごーく楽しみに待っていたのです。

調べてみると、「りぼん」での連載は1983~1984年だったそうです。
32年前ですね。私が6年生の時かな?

この「銀曜日のおとぎばなし」と「ときめきトゥナイト」が大好きでねえ。
りぼんの発売日が待ち遠しくてたまらなかったです。

 

子どもの視線で読んでも、親の視線で読んでも泣ける

小人族のお姫さまポーは、小鳥のリルフィーに乗って駆け回るおてんば娘。
しかし、父はポーが小さいころに亡くなり、女王の母には愛されず、寂しい思いをしていた。

ある日、ポーは夢見がちで優しいロンドンの青年スコットと出会い、友情をはぐくんでいく。

しかし、「1000人目の銀曜日に生まれた女」であるポーには、過酷な運命が課せられていた。
ポーが死ぬとき、小人族が滅びるというのだ。
滅亡を回避するには、「虹の玉」を見つけるか、10年に一度人間のいけにえを捧げなければならない。

小人族は、動物を狩って森を荒らす毛皮商の男――スコットの父をいけにえとして捧げることにする。

ほんと、涙なしには読むことができないマンガです。

「他の人にとってどんな悪人でも、自分の親を見殺しになんてできない!」と叫ぶスコット。
ポーの母がなぜポーに冷たい態度を取ってきたのか。
女王が命を賭して語るシーンは圧巻で、小学生だった当時も親になった今も、号泣しました。

第二部の、ピーターをさらったアイリーンの話もだけど、親子愛がほんとうに泣けて泣けてね。
クレアさんがホームレスのおじさんにお芋をあげる所も。

これを書きながらも涙が止まりません。

 

ひとりひとり違う「正解」を成り立たせる難しさ

親子愛もですが、それぞれの人にとっての「正解」とはなんだろう、と考えさせられます。

従業員を養うために、キツネを狩って毛皮を取ること。
森を荒らす人間をいけにえとして殺すこと。

仲の悪い父からもらった毛皮のコートをホームレスにあげてしまうこと。
そのコートを売り飛ばして、酒場で人生最後の酒を飲むこと。

子どもが神隠しに遭った親の悲しみ。
病気の子どもの時間を止めて助けたいと思う心。

その人が「正解」だと思ってとった行動が、他人を苦しめ傷つけてしまう。
さきほど書評を書いた「NARUTO」も、そういうところがありますね。
イタチとかダンゾウとか長門とか。

いやほんと、いろいろ考えさせられるマンガです。
ぜひぜひ読んでみてくださいね。

愛蔵版 銀曜日のおとぎばなし 1
萩岩 睦美 平凡社 2013-10-17
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