生きづらさを感じている人、子どもを幸せにしたい人は必読。「母という病」 岡田 尊司

こんにちは。ぴよちゃんです。

今日の読了本。

「母という病」 岡田尊司さんです。

 

(017)母という病 (ポプラ新書)
岡田 尊司 ポプラ社 2014-01-08
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いやー。きっつい本ですわ。
あのね、0歳の時から子どもを保育園に預けていた人には、けっこう辛い本だと思います。
読まない方がいいかもよ。

1.子どもの人生を破滅させてしまう「母という病」
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  • うまくいっているのに、成功直前で自らぶち壊してしまう
  • 薬物中毒や自殺企図など、破滅的に自分を傷つける
  • 「何をやってもムダだ」と消極的になってしまう
  • ムリをしてでも仕事を引き受けたり、他人の願いをかなえようと頑張ってしまう

このような人生を送っている人は、「母という病」におかされている可能性が大なんだそうです。
私も破滅的なほどではないけれど、嫌な仕事を引き受けてしまったり、自分の価値を見いだせないところがあります。
もしかしたら、軽度の「母という病」なのかも。

2.「母という病」はなぜおこるのか
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ズバリ。

1歳半までに愛着形成ができていないから。

生まれてから1歳半までの間、赤ちゃんの要求やアクションに反応してあげることで、安定した「愛着形成」ができるそうです。
「愛着形成」というのは、母親との絆で、「この人といれば安心だ」という安全基地を作ること。
安全基地があると思うからこそ、人は次第に自立していき、いろいろなことにチャレンジできるのです。

1歳半まで母親にしっかり甘えられたかどうか、というのは、心理面だけでなく、体や脳の構造も変える。
「幸せホルモン」オキシトシンの受容体は、愛着形成によって作られ、一生に影響するんだって。

働いていて0歳児の時から保育園や祖父母に預けていた、という場合もやはり愛着形成に影響があるそうな。
うちなんかも7か月の時、次女を一人で入院させてたから、ちょっと怖い。
リーメンつけてたせいで、だっこもあまりできなかったし……。
次女の不安が強い性格も、治療と入院のせいだったのかな、と心配になります。

2.日本古来の育児スタイルには意味がある
親子

赤ちゃんにも、生まれつき敏感なタイプと鈍感なタイプがあります。
敏感なタイプほど、きちんと愛着形成しないと、大きくなってから問題が噴出してきます。

アジア人は敏感なタイプが2/3を占め、欧米人は逆に2/3が鈍感なタイプ。
赤ちゃんに添い寝をする、という日本の子育てスタイルは、ちゃんと意味があったのですね。
欧米では赤ちゃんでも一人で部屋に寝かすそうですが、日本人の赤ちゃんにそれをやってはダメなのです。

3.友達親子も、子どものためにならない
友達親子

ネグレクトや虐待だけではなく、一見よさそうに見える「友達親子」もじつはNG。

本来なら、親は子どもを守るべき存在なのに、子どもが親に合わせて「友達」をやってくれているからです。
つまり、親の遊びに子どもが付き合うという「親子逆転」が起こっているわけ。
しっかりと甘えられなかったツケは、いつか何らかの形で噴出してきます。

うちの母は「友達親子」という感じではありませんが。
子どもに夫(私の父)の悪口を聞かせたり、感情的にケンカしたり。
振り返ってみると、子どもっぽい親だったな、と思います。

4.いつまでも主役から降りない母もNG。
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いつまでも自分が主役でいたい、みんなの中心にいたい、という母親も危険。
子どもの気持ちには興味がなく、自分のことばかり主張したり、きれいに着飾ったり……。
白雪姫の継母のようなものですな。

「母がしんどい」「呪詛抜きダイエット」の田房永子さんのお母さんもこういうタイプっぽいですね。
子どもの友達と友達になりたがったり、とか。

母がしんどい
田房 永子 新人物往来社 2012-03-24
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よく雑誌などで特集される
「子どもを産んでも体型を維持しよう」
「きれいなママでいたい」
なんてのは、実はよくない風潮かもしれません。

子どもを産めば体型は崩れるし、おっぱいを飲ませれば、胸も垂れてきます。
そんなことなどに構わず、無我夢中で子育てするからこそ、愛着形成ができるんだって。

バリバリ仕事をして輝きたい、というのも「主役から降りない母」らしいです。

4.過保護な親もダメ 
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一見、子どもに尽くしているいい親に見えますが……。
何でも先回りしてやってしまう、ということは、子どもの意思を無視しているのと同じなんですね。
「スポイルする」という言葉がありますが、甘やかしてしまうと子どもをダメにします。
自立を邪魔して、自分の元から離れないようにコントロールしたりもします。

うちの親はこういう面もあったなあ。
女の私はともかく、男の子である弟たちは、スポイルされたと思います。
この間、うちに来たときも、本当はもっと長く滞在する予定だったのに、
「上の弟の異動が決まって心配だから」
と、帰っていきました。引っ越しがあるならともかく、四十男の異動なんてほっとけよ、と思います。

5.芸術家や作家、ミュージシャンなどにも「母という病」の人が多い
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ああ、これわかる気がします。芸術家気質の人って、どこか破滅的で危ういところがあります。
心の中にやるせない思いがあって、それを作品に昇華するんですね。

芸術で他人の心を救い、名声を得たとしても。
それを生み出した本人が幸せになるとは限らないのが悲しいですね。

6.先祖代々「母という病」であることが多い。
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虐待が連鎖するのと同様、「母という病」もまた、親から子へ引き継がれることが多いようです。
そりゃ、そうだよね。
自分が親にされたようにしか、子どもに接することはできないですから。

7.「母という病」から抜け出すために
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  • 「自分の親はおかしい」と自覚する。
  • 親が受け止めてくれそうなら甘えなおす
  • 受け止めてくれない親なら距離をとる
  • 「挨拶をしてくれなかったから、私のことを嫌ってるんだ」などと、他人の言動をネガティブに捉えない
  • 自分の思いと他人の思いを混同しない
  • 他人の話したりノートに書くなどして、気持ちを吐き出す

詳しくは本を読んでほしいのですが、意識的に自分の物事の考え方を変えていかなければなりません。
本当は、母親が反省して受け止めてくれるのが一番いいのですが……。
そういう母親じゃないからこそ「母という病」になるんだものね。

8.おわりに
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読後感はあまりよくありません。

「自分の子育てはこれでいいんだろうか」
「子どもを不安定にしていないか」
「スポイルしていないか」

とっても不安になりました。

なんだか、読んでいると、「あれもダメ、これもダメ」という感じがしてしてしまいます。

でも、考えてみれば、有名な「子育て四訓」と同じことを言っているのかもしれません。

乳児はしっかり肌を離すな。
幼児は肌を離せ。手を離すな。
少年は手を離せ。目を離すな。
青年は目を離せ。心を離すな。

この「子育て四訓」は、とてもわかりやすく、核心をついていていいですね。

怖い本ではありましたが、自分の子育てを見直すきっかけになりました。
まあ、こういう本を読んで自らを省みるだけでも、マシな母親ではあるかな、と思っています。

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