「仏果を得ず」 三浦しをん

こんにちは。ぴよちゃんです。

今日の読了本。

仏果を得ず (双葉文庫)
三浦 しをん 双葉社 2011-07-14
売り上げランキング : 16726

by ヨメレバ

 

「仏果を得ず」 三浦しをんさんです。
ちょっと前に女義太夫の小説を読んだので、義太夫つながりで選んでみました。
日本男子は昔からオタクで軟派すぎ。「星と輝き花と咲き」 松井今朝子

高校の修学旅行で観た文楽で、義太夫の魅力に取りつかれた健。
なにやら複雑な過去がありそうな三味線の兎一郎と組み、義太夫の道に邁進していきます。

私、文楽(人形浄瑠璃)は、徳島でちょっと見ただけ。
義太夫自体も、歌舞伎のBGMとして聴いたことがあるくらいで、ほとんど知識はありません。

なのに、この作者の筆力でしょうか。
健たちが義太夫を語る姿や、舞台で人形が演じている様子。
それらが、ありありと目に浮かぶではありませんか。

義太夫や文楽、歌舞伎になじみがなくても、作中に出てくる古典の内容もしっかり理解できます。

登場人物の心に寄り添おうともがいたり。
その人物の人となりをつかんで、高揚しながら義太夫を語ったり。
そんな健に同化して、こちらも心が高鳴るようでした。

ただ、登場人物はちょっと類型的かなあ、と思いました。
昔、同じ作者の「まほろ駅前多田便利軒」を読んだことがあります。

まほろ駅前多田便利軒
三浦 しをん 文藝春秋 2006-03
売り上げランキング : 43094

by ヨメレバ

 

たしかこの話もちょっとドジな男とクールな男の組み合わせじゃなかったかな?
ちょっとBL的な雰囲気があるところも、この作者の魅力なのかもしれませんね。

ランキングに参加しています

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください