こんにちは。ぴよちゃんです。
またまた読んだ本がたまってる。
読むのは好きだけど、感想や書評を書くのは苦手です。
遊佐家の四週間 | ||||
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「遊佐家の四週間」 朝倉かすみさんです。
アメリカのホームドラマのような幸せ家族・遊佐家。
そこへ、美しく完璧な母・羽衣子の友人で、奇怪な容貌のみえ子がやってきます。
ブスで仕事も葬儀場の売店のパート。
一見パッとしないみえ子が、遊佐家のメンバーと打ち解け、家族一人ひとりが変化していく。
その変化は各人にとって望ましいものだったが、羽衣子が築いてきた物を壊すことでもあった。
パッとしない女みえ子が、嫉妬から幸せな家族を壊しに来る話かと思いきや……。
そうではないところが面白かったです。まあ、壊すは壊すんだけど。違った方向にね。
女の友情のねじ曲がり具合、家族それぞれの心情が絶妙に絡み合っています。
ひとつだけ解せなかったのが、みえ子が何を考えているか、いまいちわからなかったこと。
みえ子自身なにか思うところがあったのか。
それともあまり深い意図を持たず、遊佐家の触媒のような役割をナチュラルにしているのか。
お次は。
選挙トトカルチョ (双葉文庫) | ||||
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「選挙トトカルチョ」 佐野洋さんの短編集です。
最初の話を読んで驚愕。私、この本読んだことあるわ!
すっかり忘れて、また借りてきちゃった。
話の設定だけは覚えていましたが、内容はきれいに忘れていたので、また新鮮な気持ちで楽しく読みました(笑)
いろいろな不思議な能力と、その能力に関係する本が出ててくる、という形で構成された短編集です。
作中の本は、作者がその話の着想を得た本なのかな。
「不思議な能力」といっても、最初の短編の「血のにおいを敏感に感じ取る男の子」だけが本物の能力で、他の短編に出てくる不思議な能力は、すべて裏があります。
その裏のある不思議な能力をなぜ出さなければならなかったのか。
そこに、この短編集の面白さがありました。
あー、やっぱり書評は苦手。 うまくまとめられないや。
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