こんにちは。ぴよちゃんです。
本日2本目。読了本です。
キャベツ炒めに捧ぐ | ||||
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「キャベツ炒めに捧ぐ」井上荒野さんです。
この著者の本は初めて読みました。
すごく難解で人生の暗部を描く作家さんだと勝手に思い込んでいました。
(なぜそう思い込んでいたのか、我ながらナゾ)
が、ぜんぜんそんなことはなく、軽快なタッチのお話です。
お惣菜屋「ここ家」で働く、60代女性、江子(こうこ)、麻津子、郁子の三人の物語。
名前が「来る、待つ、行く」の三人。
江子は離婚、麻津子は未婚、郁子は死別で、三人ともが一人暮らしをしています。
独り身の状態に至るまでの三人の人生。
お互い陰日向に励ましあいながら、それぞれが自分の人生の引っ掛かりに決着をつけていきます。
60代といっても全然枯れてなくて、若々しいですね。
そして、なんといってもこの小説の見どころが、お惣菜。
もー、出てくるお惣菜がいちいちおいしそうで。
病院帰りの電車で読みながらヨダレたらしそうでした。
ビール飲みながらアサリフライ食べたいなー。
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