【書評】「猟師の肉は腐らない」 小泉武夫 山男のたくましさや知恵に勇気がわく本。

こんにちは。ぴよちゃんです。

今日の読了本。
「 猟師の肉は腐らない」小泉武夫さんです。

著者である小泉先生が、友人の山男「義っしゃん」が住む、阿武隈山地を訪ねます。
義っしゃんは昔ながらの山の知恵を生かし、うさぎや猪を狩り、魚をとり、野菜や保存食を作って生活する猟師。
その、義っしゃんの狩りの様子や食べ物を作る様子を、克明に記した本です。

この本を読んでいると、
「人間って、とどのつまりは食べ物を食べるために生きているんだな」
と感じます。

 

義っしゃんは日中は楽しみつつ食糧を調達。
そのほかの時間は調理をしたり、酒盛りをしたり。
ひたすら「食べる」ために活動をしているのです。

 

映画を観たりインターネットをしたり、という現代的生活からは程遠い。
でも、ただ食べ物を調達する山の暮らしが、とても豊かに感じられます。
それは、義しゃんが父親から受け継いだり、自分で考案した知恵があるから。

 

狩ってきた獲物を手際よく解体したり、蛇や蜂に襲われた時に冷静に対処したり。
何があっても知恵を駆使して上手に対処する義っしゃん。

都会の生活しか知らない私は、イノシシを解体したり、保存食を作ったりなんてできないけれど。
だからこそ、こういう昔ながらの知恵を持った人に憧れを感じます。

 

「知恵と経験さえ積めば、人間どこでも豊かに生きていけるんだな」
と勇気がわく本でもあります。

もちろん、今すぐやれと言われでも、できないけれどね。私、虫も動物も苦手だし……。

でも、いざとなったら、なんとか命をつなぐことができるのではないか、と思わせてくれます。
都会での生活が合わない、と思ったら、山で猟師になるのもアリですよ。

 

あとね、ウサギや猪、魚、ドジョウなど。
とってきた獲物を使っての料理がいちいちおいしそうなの。

あっという間に、野趣あふれる料理を作れる猟師さん。
小屋にお邪魔して、一緒に酒盛りしたい気分になりました。

 

昔ながらの生活の豊かさに触れたい人。
「職を失ったらどうしよう」とくよくよしている人。
もの珍しいジビエグルメに興味のある人。
そんな人たちにオススメの本です。

 

猟師の肉は腐らない
小泉 武夫 新潮社 2014-07-18
売り上げランキング : 57668

by ヨメレバ

 

 

ランキングに参加しています

スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください