こんにちは。ぴよちゃんです。
親が子どもの観るものを制限すべき?
ここのところ連続で「子どものみる本やテレビを制限すべきか」という文章を読みました。
ひとつは「残虐なマンガや本」について。
もうひとつは「クレヨンしんちゃん」。
この手の話は昔からありましたね。
私の子どもの頃は「ピンクレディは子どもには刺激が強すぎるのではないか」という人もいたらしい。
(ピンクレディ以前は、太ももあらわに歌い踊るアイドルはいなかったそうな)
小学生時代は「アラレちゃん」がやり玉に上がったり。
今考えるとドリフやひょうきん族も、お堅い家はいい顔しなかったでしょうね。
「毎度おさわがせします」なんて、「おいおい、放映してええんか?」と今でも思います(笑)
私が子どもだった時代と比べても、価値観はだいぶ変わってますね。
ピンクレディの衣装程度で「過激」というくせに、家族で観てた「八時だョ! 全員集合」なんて、お色気コントもありましたもんね。
「クレヨンしんちゃん」は、べつにいいんじゃないの?
「子どもにみせたくないアニメ」不動のNo.1が「クレヨンしんちゃん」。
何年も前から、アンケートをとると必ず名前が挙がりますよね。
たしかに、お上品なアニメではありません。
でも私は「みたいなら、みれば~?」と思います。
目くじら立てるほどの内容じゃないと思うんですよね。
みんな本気で「子どもにみせたくない」って思ってるのかな?
アンケートが来て答えないといけないから、とりあえず名前出しただけとか?
おしりやキレイなおねいさんに興味持って大騒ぎするのって、子どもなら当たり前。
みんな、そのバカバカしい子どもっぽい時代を経験して大人になるんだから。
「しんちゃん」はそれをオーバーに描いてるだけ。
まったく問題ないと思うんですよね。
子どもは自分で考えて自浄する
「しんちゃん」くらいのお下劣さは、少し大きくなれば子どもが自分で考えて卒業していきます。
というのも。
私が小学生の時「Dr.スランプ アラレちゃん」がすごく流行ったんですね。
始まったのが4年生だったかな? 最初は楽しくみていました。
でも、しばらくして女の子たちはちょっと大人になった。
「アラレちゃんって、うんちとか出てきて、お下品じゃない?」
そんなことをみんなで話し合い「みるのをやめよう」という協定ができたのです。
(みたい子にとっては、圧力がかかってかわいそうだったけど)
そんな訳で。
子どももバカじゃないし、自分で選択できるのです。
「下品だな」「子どもっぽいな」と自分で判断し、卒業するときはしていきます。
だから、今現在「しんちゃん」をみて喜んでいても、「下品な人間になる」とは限らないのです。
子どもを信じて、好きな物を見せてやればいいんじゃないでしょうか。
残虐なのは、別の意味でみせたくない
もうひとつの子どもに「残虐な物をみせるか」という問題。
これは、今月号のESSEの北斗晶さんの相談コーナーに載っていたものです。
ESSE(エッセ) 2015年 11月号 | ||||
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北斗晶さんの回答の切り口が面白くて、このページ好きなんです。
相談者は「残酷な本やマンガばかりを読むオタク気味な長男に困ってる」そうで。
それに対して、北斗さんは……。
・子どもが事件を起こすと、すぐゲームやマンガのせいにする風潮はおかしい。
・「外遊びしない=オタク=困った子ども」と決めつけるのは乱暴。
・「残酷なものを読んでいる」と思ったら、自分もそれを読んでみて、本人と話をするべき。
・自分が読んだうえで、読ませるかどうか親が判断する。
と回答されていました。
私も北斗さんとほぼ同意見ですね。
それより、私は「残酷な物」に対しては、他の不安があります。
「残酷な物ばかり読んでいて、自分の子が犯罪者になってしまうのではないか」
という不安よりも、
「残酷な物をみてしまって、それがトラウマにならないか」
の方が心配。
というのも。
私が幼稚園児くらいの時かな?
夜中にトイレに起きたときに、親が居間でサスペンスをみてたんですね。
たまたまそれが殺人シーンで、今でもそのシーンを覚えているくらい怖かった。
今でもかなりトラウマになっています。
だから、「殺人事件の裁判員になったらどうしよう」とビクビクしているのです。
とても、現場の写真なんて見られないです。
そういう意味で、トラウマになりそうな残酷な物は、子どもにみせたくないな、と思っています。
基本的に
子どもの行動をあまり制限しない方がいいんじゃないかな。
テレビくらい、何をみてもいいんじゃないでしょうかね?
あまり感心しないものをみていたときは、
「おかあさん、こういうのはあんまり好きじゃないな」
とでもつぶやいておけば、子どもも自分で考えて判断するでしょう。
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