こんにちは。ぴよちゃんです。
なんだか、最近「ゲンシカイキ」している人が多くなってきた気がする。
原始に戻りつつ進化してる?
「ゲンシカイキ」って知ってますか?
私もよく知らんのですが(知らんのかい)
子供たちがやってる3DSのポケモンのゲーム、オメガルビー、アルファサファイアに出てくる言葉です。
要するに、「自然エネルギーを利用してポケモンが強くなる」ということですな。たぶん。
カタカナで「ゲンシカイキ」なのですが、漢字で書くとたぶん「原始回帰」
ポケモンファンの間では、
「進化してるのか退化してのかどっちだよ」
と、つっこまれているのだとか。
ゲンシカイキの時代
この「ゲンシカイキ」
最近、時代がそういう方向にむかっているような気がしています。
先日読んだ「ナリワイをつくる」という本。
昔々、人間は自分の身の回りのことは自分でしていました。
そのうち、
「狩りを男が、子育てを女がするのが効率的」
「魚を捕る人と農作物を作る人が、お互いの物を交換するのが効率的」
と、だんだん生活のてだてを分業するように。
大正時代頃までは、いろいろな種類の職業があったそうです。
が、戦後には職業の種類がぐっと減り、経済活動優先の社会に。
そんな社会に「こういう生き方もあるよ」、と「ゲンシカイキ」を勧めるのがこの本です。
著者は、いくつかの小商いをしながら生活しています。
モンゴルへのツアーを企画したり、結婚式をプロデュースしたり。
床を自分たちで張ったり、ブロック塀を壊してみたり。
こういうことを、仲間をつのり楽しんでやっているのです。
ナリワイは、ライフとワークのバランスを考えるのではなく、そもそも生活から乖離してしまった仕事を個々人の手の届く範囲のほどほどの距離に近づけるものでもあります。
そのためには、一つの仕事だけで競争を勝ち抜くのではなく、様々な仕事をその適正サイズを見極め、それぞれを組み合わせて生計を建てていく、という百姓的な作戦や、そもそも生活の自給度を高め、不必要な支出をカットするという作戦の合わせ技が必要である、と考えています。(ナリワイのサイトより)
今の生活から乖離した「仕事」を、また生活に近づけていく。
退化に見えながら進化している「ゲンシカイキ」ですよね。
ここ近年、DIY女子や田舎に移住する若者が増えてきたり。
「自分の手でなんでもやっていこう。そしてそれを楽しもう」
そういう人が増えてきたんだな、と思います。
「不便」を「クリエイティブな遊び」ととらえている人が増えているのですね。
また、この本は「非バトルタイプ向け」ってとこが良かったです。
現代はパワーのあるバトルタイプ向けの時代。
そんな時代を生きていくため、非バトルタイプはバトルタイプが目を向けない「小商い」を組み合わせて生活していく。
かつての「お百姓さん(百の仕事をする人)」のように生きていこうという戦略なのです。
私も典型的な「非バトルタイプ」ですからね。
なんだか心強い本です。
できる限り自力でやってみよう
長女が「お母さんにエプロンぬってもらった」と言ったら、「いいなー」とみんなにうらやましがられたらしい。私が子供の頃は市販品がステータスだったけど、今では親の手作りがステータスなんだな。
いやもう。
こんな簡単なエプロンなのに、うらやましがられるなんてビックリですよ。
→ズボラはアレンジいらずの作り方をググれ。エプロンを縫いました
もともとDIYに興味がある、ということもあります。
この本を読んでからは、「なんでもなるべく自分でやろう」と意識しています。
エプロンも作ったし、網戸も自分で張ったし、換気扇も自力で掃除しました。
お金をだせばプロにやってもらえるけれど。
自分でやると意外と楽しいし、「こんなことできちゃった」と自信になります。
少ないお金でも生活していける、という安心感にもなりますしね。
ふすまと壁紙のはりかえもできるようになりたいですね。
(やりたい、といいつつずっと壁紙やってないのです……)
できれば床も張ってみたい。
プロほどの技術はムリかもしれません。
でも、自分の生活をまかなえたり、ちょっと人助けになるナリワイを身につけていきたいですね。
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