【書評】40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。 成毛眞

こんにちは。ぴよちゃん(マノヒロミ)です。
今日も書評です。
昨日の「思い通りの人生に変わる方法」とはまったく方向が違う生き方論ですが、
これはこれでおもしろかったのでご紹介。

 40代って疲れるよね~

40代になってみると、やはり20代、30代とは自分が変わってきます。
私個人で言うと……

疲れやすい。
睡眠がたくさん必要。
記憶力が弱くなる。
集中力もなくなる。
観念的な思考ができなくなる。
難しいことが考えられなくなる。
現状の自分にわりと満足する。
他人の短所があまり気にならなくなる。

ひとことで言うと、「老人力」が身についてきたんでしょうね。

なので、ネットの文章を読んでいると疲れることがあるんですよね。

老眼が入ってきて、画面上の文字がチラチラして読みづらいというのもありますが、
ネット上はアグレッシブな人、向上心にあふれる人、ギラギラした人が多くてね。

 

特に「努力しない人はダメだ」系の記事が疲れるのです。
ああいう系統の記事も、けっきょくはその人の「自己肯定の軌跡」なのだから、
ほほえましいものであって、別に読んでて疲れる必要はないんだけどもね。

(あ、「努力するといいよ」というのは好きです。「○○な人はダメ」というのが疲れるの)

 

ネットで情報を発信しているのは若い人が多いので、あたりまえといえばあたりまえなのですが、
そのアグレッシブさにあてられて疲れるのでしょう。
もう私も若くはないんだな、と実感します。

そんなとき、ふと目にとまって読んでみたのがこの本。
40歳を過ぎたら、三日坊主でいい。 新・ミドルエイジ論」です。

 息のムダ遣いをするな

これは、女性向けではなく、男性会社員向けの本ですね。

「転職などしようとせず、今の会社にしがみつけ」
「サラリーマンは資本家でない時点で負け組。だからムダに出世争いなんてするな」
「できない部下に叱咤激励するなんて息のムダ遣い。教育するのはさっさと諦めろ」

この本、いたるところに「そんなのは息のムダ遣いである」って言葉が出てきて笑えます。

ストレスがかからない程度に仕事をし、健康な身体を保ちながら趣味やサイドビジネスに全力を注ぐ
それが40代のミドルエイジの生き方である、というのが著者の主張です。

 「自分商店」の主になれ

同世代ばかりとつきあったり、会社で「偉い立場」になると、社外でも「自分は偉い」と勘違いしてしまいがち。
習い事で同じ受講生に偉そうにレクチャーしたり、町内会で女性に「おい、お茶」なんて言っちゃったり……。
こうなると、立派な「老害」のできあがりです。

 

そんな「老害」にならないために……。

今いる会社にしがみついて経済的な安定を確保しつつ、会社の外に自分の世界を広げていく。
三日坊主になってもいいから、興味があることには次々と手を出す。
早いうちに習い事をはじめ、教えてもらう立場になり、謙虚さを身につける。

 

社外に自分の世界を広げていけば、会社がなくなったとしても「自分のブランド」が残ります。
そう、「自分商店の店主」になれ、と成毛さんはおっしゃっています。

なにも、大規模に起業する必要はなく……。
ミドルエイジがいままでつちかってきたスキルをつかって、小さくサイドビジネスをはじめてみたりもOK。
趣味の世界にどっぷりつかるのもOK。

なんでも、楽しくやり、過度に走らず。
脱力しつつも、自分独自の世界を広げて面白おかしく過ごしていけるといいですね。

 ミドルエイジの7つの武器

 

・未来がない
・ハングリーではない
・冒険心がない
・体力がない
・記憶力が弱い
・感性が鈍い
・ずるい

一般的に「悪いこと」と捉えられがちな事が「ミドルエイジの武器」だそうな。

どうせ未来などないのだから、「あとで困るかも」などとためらう必要はない。
ハングリーでないから、冷静に物事を考えられる。
冒険心がないから、手堅く失敗しない程度のサイドビジネスができる。
体力勝負ができないから、知力や判断力を使って生き延びられる。
記憶力が弱くなったから、イヤなことをすぐ忘れることができる。
感性が鈍いから、ナイーブな若者にはできない「したたかな仕事」ができる。
ずるさがあるから、さらりと相手を持ち上げて、うまく自分の思い通りに操ることができる。

 

こうやって説明されると、中年も悪いものではないですよね(笑)

肩の力を抜きながらも、のらりくらりと世を渡り、自分が楽しめる世界を作っていこう、という本でした。

 

アグレッシブな世の中に疲れた方にオススメ。
脱力系ミドルエイジもいいものですよ。

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